どうも、ごっつあんです!
ギャンブルを辞められない原因は!『サンクコスト効果』
今回、「サンクコスト効果」別名「コンコルド効果」について紹介します
実は、この「サンクコスト効果」「コンコルド効果」はギャンブルだけじゃなく恋愛などでも効果があり
非情に強力な影響を受けます
僕がギャンブルを辞められなかった原因は、間違いなく「サンクコスト効果」だと思います。
目次
サンクコスト効果とは
サンクコスト(埋没コスト)
サンクコスト効果とは、すでに支払ってしまい、取り返すことの出来ない金銭的・時間的・労力的なコストを取り戻そうとする心理効果のことです。
そこで、問題なのはサンクコストの影響を受けて合理的な(取り戻せないとわかっていても)意思決定ができなくなる
例)恋愛・ホスト・ガチャ・ギャンブル・ビジネスなど
先入観・思い込み・もったいない精神などで
このままではダメだ、取り戻せない。とわかっていてさらに継続して膨大な損失をしてしまうのです。
自分はギャンブル依存症
ギャンブルを始めた20代
勝ったり負けたりを繰り返していました。
最初の頃は3万円の小遣いの範囲で遊べていて、負けたら次の月の給料日まで我慢できていました。
しかし、いつのまにか大勝ちすれば借金をしても取り戻せるという感覚が脳にすり込まれてしまい
パチンコに行っていた友人・知人・親・祖母に借金してギャンブルをするようになりました
そのうち、身内には借金を隠して消費者金融に手を出して借金をするようになりました。
「嘘」と「負け」を認めたくない。取り戻そうとするな
問題なのが、ギャンブルをするためにお金を借りることが出来ないので別の「嘘」の理由を考えてお金を借りていたこと
ギャンブルには、大勝ちすれば借金をしても取り戻せるという感覚を恐ろしく脳にすり込まれてしまいます。
それに『サンクコスト効果』が加わり今回は負けたけど次は勝てる
ここで辞めたら『もったいない!』
取り戻すまで辞められない
嘘までついて借りて負けたことも認めたくない
絶対認めない!
そんな心理でどこまでも「嘘」と「負け」を繰り返して
ギャンブルに依存していきます。
ギャンブル依存症だと認めるまで時間がかかる
自分で自分をギャンブル依存症だと認めるまでに時間がかかる
ギャンブル依存症は「否認の病」とも呼ばれています。
自分はギャンブルにのめり込んでも引き返せる、自分はギャンブル依存症ではない、と思い続けます。
今の僕は自分がギャンブル依存症だと認めていますが、自分がギャンブル依存症だと認めるまでに23年かかりました。
きっかけは、自己破産です。
借金が膨れ上がり、どうにもならない状況になってやっと認めることができるという
なんとも情け無い話しですが
真実です。
残念だけどギャンブル依存症は治らない。
ここまで話しをして、非常に残念な話しなんですが
ギャンブル依存症は治りません!
僕の経験の結論です。
自己破産を経験して自分がギャンブル依存症だと認めることはできた
ただそれだけです。
それから、数年はギャンブルから離れることも出来た。
しかし、現在また僕はギャンブルから借金をつくりました。
そういことです。
ほら、よく薬物依存も何度も繰り返していますよね!
そうなんです。
いったんすり込まれてしまった脳の快楽は元の状態に戻ることはないからなんです。
ようやく辿りついた解決策!
僕の解決策を紹介します。
いったんすり込まれてしまった脳の快楽は「元の状態に戻ることはない」だからどうすればいいのかわからない
どうすればギャンブル依存症が治るの?
どうすればギャンブルを辞めることが出来る?
という具合に
問題は、ギャンブル依存症を治すことに注目して苦しんでいること!です
治らないことに治そうと苦しんでいるんです。
ちょっと待ってください
ほんとの問題は、ギャンブル依存症を治すよりギャンブルによるお金の損失のはず
ギャンブル依存症でもいいんです。
ギャンブル依存症は治さなくても問題無いんです。
僕の言いたいことは、ギャンブルによる金銭の損失が問題なんです。
ギャンブルがトータルで勝てないということがわかるまでやり続けました。
取り戻せないということがわかるまで取り戻そうとしていくんですよね
勝てるかも?と思わせているギャンブルに
勝てるかも?と思う自分がいて
「サンクコスト効果」
損失を認めたら楽になる
たったそれだけなんです。
まとめ
サンクコスト心理を上手く操って商売しているギャンブルを悪くは言いません。
自分が好きでお金を注ぎ込んでいたんだから
ただ、そのために家族や周囲の人に苦労を巻き込んでしまったことも事実
『サンクコスト効果』マジでヤバイ
世の中にはたくさんこんなことはあります。
「TOKYO五輪」の開催されるかされないかの問題も
もしかすると『サンクコスト効果』による意思決定ができなくなっているように思います。
早く損失を認めることを願います。
たったそれだけで楽になります。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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