僕は、高校を卒業後すぐ父の経営している市場に就職した。
そこで会社を継いでたたむまでの23年間仲買人という仕事をしていました。
だからなに?
市場の中って一般の人ってかなりミステリーだと思うのでちょっと書いてみようと思います。
僕は水産物の仲卸をしていました。
中央卸売市場というところです。
市場にも地方市場と中央市場があります。
中央市場は県に一つだと思う、
県下の魚を捌くまあまあ大きな市場ですね!
そこには問屋があって仲卸があって一般買参人という構造でした。
だだ僕の県は全員買参権で問屋から小売の買参権を持つ魚屋さんや大手量販店もせりで買えました。
問屋から同じ値段で小売店舗や量販店が帰るんだから仲卸業者なんていらないやね〜(-_-;)
僕の入った頃はまだ景気も良くて、
取り扱いの魚も多かったし、
スーパーや量販店より専門の魚屋さんの方が多く庶民の方も魚にこだわりを持っていたようなので仲卸という仕事も成り立っていました。
しかし平成10年越えた頃かな〜小売店舗の減少と高齢で跡継ぎもいないなどの影響で廃業していきます。
そして全員買参というこの構造のせいで仲卸の立場は必要が薄くなりました。
世の中がデフレだったからかな?
まあいいや!
それで仲買人も小売も市場では魚を買う時には問屋から
〝せりか相対〟で買います。
僕が扱っていたさかなは、高級近海魚でした。
主に料理屋さん向けの魚です。
メバル かれい 鯛 ヒラメ オコゼ 鱧 縞鰺 河豚 鮑 サザエ 鰆 などです。
市場のことを浜って呼んでました。
今の時期は、筍(たけのこ)とメバルの煮付けがうまいんだよ😋
気が向いたらまた書きます!
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